

医療用材料のビーエムジー(京都市南区)と小林製薬は1日、高分子の糖などを原料にした新しい医療用接着剤を共同で製品化すると発表した。
臓器の縫合や止血で使われている医療用接着剤は血漿(けっしょう)を原料にすることなどから、ウイルス感染の危険性や接着力の弱さなどの問題があった。ビーエムジーは京都大と共同で、食品の粘着剤や添加物に使われる糖やアミノ酸の一種から接着剤を開発した。毒性が低く、ウイルス感染の危険性もないうえ、血漿から作った接着剤を上回る強度や接着力が特長になっているという。
両社は共同開発契約を結び、薬事承認を得るため毒性試験や動物実験、患者への治療試験などを行う。製品化に際しては、ビーエムジーが製造、小林製薬が販売をそれぞれ担当する。
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小林製薬は1日、京都大学発のバイオベンチャー、ビーエムジー(京都市、河西実社長)と非血液・非動物由来の医療用接着剤の共同開発に乗り出すことを決めた。
国内の医療用接着剤は血液凝固作用を利用した血液製剤のフィブリン糊が主流で市場規模は約170億円。血液製剤によるC型肝炎などウイルス感染リスクから安全性の高い医療用接着剤が求められていた。
開発を進める医療用接着剤は医薬品や食品の増粘剤として使用されている「デキストラン」と食品添加物「ポリリジン」を原料としている。小林製薬が市場調査を行い、ビーエムジーが開発研究を担う。数年後に臨床治験を開始する予定。薬事承認後、ビーエムジーが製造、小林製薬が国内独占販売を行う。
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小林製薬とビーエムジー(京都市南区、河西実社長、075・681・0787)は1日、安全性が高い医療用接着剤の共同開発に着手したと発表した。両社が開発する接着剤は、医薬品や食品の増粘剤として使われている糖の一種と食品添加物を原料とするため、安全性が高い。
現在、国内で使用されている接着剤の大半は、血液凝固作用を利用した血液製剤の「フィブリンのり」だが、現時点ではC型肝炎などの感染リスクを完全には抑えられない状況にある。両社は数年後には臨床治験を開始する予定。ビーエムジーが製造し、小林製薬が国内で販売していく。
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小林製薬と京都大学発バイオベンチャーのビーエムジー(本社・京都府)は1日、新規医療用接着剤の製品化を共同で進めると発表した。両者は今年4月に共同開発契約を締結していた。開発中の医療用接着剤は医薬品や食品の増粘剤デキストランと、食品添加物のポリリジンが原料。血液凝固作用を利用した血液製剤のフィブリン糊と違い、非血液・非動物由来のためウイルス感染などの危険性がない。
日本国内で現在使われている医療用接着剤はフィブリン糊が主流。100億円以上の市場規模があるが、C型肝炎などのウイルス感染リスクを完全には払拭できず、より安全性の高い接着剤が求められている。
新規接着剤は生体内での分解速度を任意にコントロールできる特徴も有し、患部の治癒後は早期に分解・消失する。京都大学などに協力を得た動物実験では、フィブリン糊との比較で同等以上の効果が確認されている。
両社は早期の薬事承認取得を目指し、数年後には同接着剤の臨床治験を開始する計画。承認取得後はビーエムジーが製造を手掛け、小林製薬が国内独占販売を行う。
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