ステムセルキープ

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ステムセルキープ

 
 
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ステムセルキープはガラス化能を高く維持したまま細胞毒性を低く抑えるよう最適化された、霊長類 ES/iPS 細胞用のガラス化凍結保存液です。
※本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。
※ステムセルキープはフナコシ株式会社より販売しています。
 

特徴

  • 分化に影響を与えると言われるDMSOや、動物性タンパク質成分を含んでいません。
  • ガラス化法での保存によりコロニーのまま凍結保存できます。
  • 幹細胞の分化能を維持したまま凍結保存できます。
  • 安全性が高い新規凍結保護物質(特許出願中)の高い細胞保護作用、およびガラス状態維持作用により、さらに効率よくES/iPS細胞のコロニーを凍結保存できるようになりました。
  • プロトコルに従って使用した場合、100バイアル分の保存が可能です。
  • 無菌試験により細菌、真菌、マイコプラズマの混入がないことを確認しています。
  • 本製品は4℃で長期間安定に保存できます(有効期限2年)。
 
 

霊長類ES/iPS細胞の保存とガラス化凍結法について

 
 

比較例

ヒトiPS細胞を既存のガラス化凍結液(DAP213)および本製品で凍結保存し、非凍結群と解凍翌日のコロニー形成率および4日後の細胞数(回復率)を比較した。本製品で凍結した系では明らかに高い保護効果が見られた。
 
 

使用例

ヒトiPS細胞を既存のガラス化凍結液(DAP213)および本製品で凍結保存し、非凍結群と解凍翌日のコロニー形成率および4日後の細胞数(回復率)を比較した。本製品で凍結した系では明らかに高い保護効果が見られた。
 
解凍後のiPS細胞を未処理プレート上で培養し、胚様体を作製後、通常の培養プレートにて1週間培養した。三胚葉由来のタンパク質が検出された。
 
 

操作方法概略

※目的細胞で事前に予備試験を実施して下さい。
 
【凍結時】
  1. 液体窒素をクリーンベンチ内に準備する。
  1. 霊長類 ES / iPS 細胞を剥離液(0.25%トリプシン/1mg/ml コラゲナーゼⅣ/PBS溶液)にてコロニーの状態で剥離する。
      • この時 60 mm ディッシュでコンフルエントの細胞を1~5バイアル程度へ凍結可能。
  1. 2.で回収した細胞を遠心し、培地を除去する。ここで複数本凍結する場合は氷冷しておき、1本ずつ以下の操作を行う。
  1. 本製品を 200 μl 加え、よくピペッティングし、ふたをしてなるべく早く(1分以内が目安)バイアルごと液体窒素に浸漬する。
      • 液が透明なままならガラス化がうまくいっている。
  1. 液体窒素タンクもしくは - 130℃のディープフリーザーで保存する。
 
【解凍時】
  1. 37℃で温めた培地を準備し、9 ml の培地を入れた遠心管を必要本数用意する。
      • 解凍は1本ずつ行う。
  1. 本製品で凍結しておいた細胞のバイアルをデュワー瓶などに入れた液体窒素中でクリーンベンチまで運ぶ。
  1. 取り出したバイアルのふたをあけ、素早く温めておいた培地を 1 ml 添加し、ピペッティングして溶解する。
  1. 1.で用意した 9 ml の培地の入った遠心管に3.の全量を移し、遠心して洗浄する。
  1. フィーダー細胞上に播種し、培養する。
 
 
株式会社ビーエムジー
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