Frequently Asked Questions
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ライフサイエンス領域
クライオスカーレスDMSOフリー
Q. プログラムフリーザーを使用するのでしょうか?
A. プログラムフリーザーを使用しなくても凍結保存できます。
Q. ヒトがん細胞を保存する際、どのような容器で凍結させたらよいですか?
A. 滅菌クライオチューブをご使用ください。
Q. 市販の凍結処理容器を用いることは可能でしょうか?
A. ご使用していただいても問題なく保存できます。
Q. 全量使用できなかった場合、余った分はどのような保存方法が推奨されるのでしょうか?
A. コンタミネーションに注意しながら、冷蔵で保存し、お早めにご使用ください。
ステムセルキープ
Q. ガラス化保存とは?
A. ガラス化凍結法は,細胞を液体窒素に直接急速浸漬するなどして水の結晶化を防ぎ,非晶質のガラス状態で凍結する方法です。水の体積膨張がないため,細胞へのダメージが少ないという利点があります。霊長類のES / iPS細胞は,通常の凍結法では解凍後の生存率が非常に低いため,ガラス化凍結法が推奨されています。しかしながら,ガラス化には高い溶質濃度を必要とするため,溶質による細胞毒性が高くなりやすいという問題があり,毒性の低い凍結保存液の登場が待ち望まれていました。
Q. StemCell KeepでiPS細胞を保存する際にどのくらいの細胞の塊を保存できるのでしょうか?細胞数が多い場合は、StemCell Keepの量を200ulではなく1mlへ量を増やして使用可能でしょうか?10の5乗個くらいのがん細胞を保存したいのですが、小分けにして保存するしかないのでしょうか?
A. iPS細胞の場合、10⁶以上の細胞を200uLでガラス化保存できます。従って10⁵個程度のガン細胞なら小分けせずに200ulで保存できるモノと考えております。ただし、細胞によって生存率は異なりますので、確実なことは言えない点ご注意ください。
Q. 細胞とStem Cell Keepを混和してから厳密に1分間で、液体窒素で凍結することが不可欠でしょうか?また、1分以上のデータをお持ちでしょうか?
A. DAP213とEG+スクロース、EG+スクロース+PLLを用い、30秒と120秒で細胞毒性を検証しております(文献:2011Cryobiology)。細胞毒性が低いとはいえ、凍結するまでの間隔は短いほうが良いですので、生存率を高められたいようでしたら、1分を目安に、できるだけ早く凍結していただくことをお勧めいたします。
Q. 細胞のペレットとStem Cell Keepを混和する際、培地を完全に取り除く方が良いのでしょうか?それとも少し残っていた方が良いのでしょうか?
A. 完全に培地上清を取り除いたほうが良いと思われますが、SNLフィーダー細胞にまいたiPS細胞を凍結する時に、上清を吸引するとペレットの粘性で吸い込まれることがありますので、5~10μLくらいは残す場合もあります。
Q. Stem Cell Keepは使用時もon iceで行う必要がありますか?
A. 特に絶対必要ではありません。お勧めするという意味です。
Q. Stem Cell Keepと細胞をよく混和とあるが、ピペッティングで良く混ぜて良いのか。
A. StemCell Keepが細胞とまんべんなく混和するようによくピペッティングしてください。ただし、コロニーをばらばらにしてしまわないように緩やかにピペッティングしてください。
Q. ガラス化に失敗すると溶液が白く濁る原因について詳しく教えてください。
A. ガラス化は水の結晶化を抑えたまま固化する現象ですので、透明な固体となります。一方、ガラス化に失敗した場合は結晶化しますので、白濁します。StemCell Keepでは極端な量(例えば0.5mL以上など)や液体窒素を使用しないでフリーザーで凍結するといった間違った使用法を取らない限り、ガラス化に失敗して白濁するようなことは恐らくないと思われます。
セリオキープ
Q. 製品使用時に抗生物質を添加しても問題ないでしょうか?
A. 抗生物質の添加は問題ないと考えられます。
Q. 組織の施設間の輸送時などに1-2日程度密封状態で使用しても問題ないでしょうか?
A. 冷蔵(4~10℃)であれば、問題ないと考えられます。
Q. 取扱説明書には、『保存剤(EGCG)の入った付属のマイクロチューブに本製品約0.5 mlを無菌的に入れて溶解し、全量をセリオキープのボトルに戻して撹拌する。』とありあますが、溶解させる際はマイクロチューブを軽く振る程度で溶解しますでしょうか。それとも、何か器具等が必要でしょうか。
A. 軽く振っていただくか、ピペッティングするだけで、容易に溶解します。
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